SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上でやり取りするデータを暗号化し送受信する仕組みのことです。PCやスマートフォンで個人情報をブラウザ上で入力しても、サーバーとの通信途中で漏洩することなく、悪意のある第三者からデータの盗聴・改ざんを防ぎます。
常時SSL化とは、全てのページを「https:」のURLに変更して、SSL/TLS通信で暗号化することです。これまでは、個人情報やクレジットカード情報などの重要な情報を入力するショッピングカート、ログイン画面、問い合わせフォームなどでSSLが利用されていましたが、現在は、サイト全体をhttps:化することが必須になっています。ショップサーブは常時SSL化にする機能は標準提供ですので、お客さんに安心してオンラインショップでお買い物を楽しんでいただけます。
Googleは利用者の安全を守るため、サイト運営者に常時SSL化(SSL/TLS暗号化)を推奨し、検索順位でも重要視すると発表しています。
また、「http:」のURLのまま運営しているサイトに対し、Chromeのセキュリティ警告表示を段階的に強化しています。
2014年8月 |
Google公式ブログで、HTTPSを検索順位の要因として採用し、これを強化していくと発表。 |
2015年12月 |
Google公式ブログで、HTTPのページよりもHTTPSのページを優先的にインデックスに登録する発表。 |
2017年1月 |
Chrome 56 パスワードやクレジットカード番号などの重要な情報を入力するページがSSLで保護されていない「http:」だった場合、アドレスバーに、「保護されていない通信」とセキュリティ警告表示を開始。 |
2017年10月 |
Chrome 62 すべての入力フォームで、SSLで保護されていない「http:」だった場合、
文字入力を開始すると、アドレスバーに「保護されていない通信」とセキュリティ警告表示を開始。 |
2018年7月 |
Chrome 68 SSLで保護されていない「http:」で始まるすべてのWebページで、常に「保護されていない通信」のセキュリティ警告表示を開始。 |
2018年9月 |
Chrome 69 インターネット上は安全であることを前提とし、アドレスバーから「保護された通信」の表示が消える。「https:」で始まるページのアドレスバーの表示が、「灰色」の「鍵マーク」だけとなる。 |
2018年10月 |
Chrome 70 SSLで保護されていない「http:」で始まるページの警告を強化。
文字の入力を開始すると、「保護されていない通信」ラベルが「灰色」から「赤色」に反転する。 |
2020年7月 |
Chrome 84 「TLS 1.0」「TLS 1.1」による旧規格の暗号化通信が廃止する。 また、「https:」で始まるページ内に、SSLで保護されていない「http:」から始まる画像やスクリプトなどのソースが混在している場合、混合コンテンツとしブロックする。 |