Instagramショッピング機能を利用する
Instagramショッピング機能「shop now」とは
Instagramの写真から、お店の商品ページに直接誘導できる機能です。
Instagramに投稿した商品写真に興味を持ったお客さんを、スムーズにお店に誘導でき売上アップが期待できます。
1 Facebook用の商品データフィードを準備する
Instagramショッピング機能を利用するには、Facebookのカタログに商品情報を登録する必要があります。
ショップサーブに登録している商品情報から、商品データフィードを作成し、Facebookのカタログと自動で毎日、連携する設定をします。
これにより、Facebookとリンクしている Instagramの写真に、商品名や価格が記載された商品タグを付けることができるようになります。
1-1 商品データフィードを作成する
ショップサーブのサーバーに、Facebookのカタログに登録する商品データフィードを作成します。
■サーバーに自動出力します
- 「利用する」に設定します。
ショップサーブに登録されている商品情報から、Facebook用の商品データフィードが、翌朝6時以降に、サーバーに自動で出力されます。
管理画面に表示されているURLは、後ほど、Facebookビジネスマネージャの管理画面にURLを設定します。
- 出力データ
商品データフィードを「商品単位で出力する」か「バリエーション単位」で出力するか選択します。
- バリエーションごとに価格が異なる時の設定
商品データフィードを「商品単位で出力する」を選択した場合に設定する必要があります。「一番低い価格を出力する」または「一番高い価格を出力する」を選択します。
在庫の有無に関わらず、商品データフィードは「一番低い価格」、もしくは「一番高い価格」が出力されます。
例えば、バリエーションA 1000円、バリエーションB 900円、バリエーションC 800円で「一番低い価格を出力する」が選択されている場合、バリエーションC が在庫切れでも、出力する価格は800円になります。
- 「設定を保存する」をクリックします。
Facebook用の商品データフィードは、1日1回、午前6時より順次、自動で更新されます。実際の更新時間を確認したい場合は、ショップサーブのサーバーへFTPでアクセスし、/downloads/フォルダのファイル「facebook_item_list.csv.bz2」の更新時間を確認してください。
下記商品は自動で、Facebook用カタログフィードから除外されます。
商品ページ を「非公開」にしている
商品のメイン画像が設定されていない商品
商品ページにカートボタンがない商品
陳列期間外の商品
販売期間外のバリエーション商品
シークレットセール対象の商品
会員限定販売の商品
商品名に「テスト商品」が含まれている商品
商品の在庫が「0」の商品
Meta広告はWebP形式の画像は非推奨です。
■ショップサーブから出力されるFacebook用カタログフィードの項目
|
列名 |
出力されるデータについて |
必須 |
id |
商品番号(バリエーション単位で出力時も商品番号) |
availability |
在庫状況 |
condition |
新品・中古区分 |
description |
外部連携用データの商品説明(ない場合はSEO設定の外部用キャッチコピー) |
image_link |
Google広告用画像URL(ない場合はメイン画像)
バリエーション単位で出力時、バリエーション画像(ない場合はメイン画像) |
link |
商品ページのURL(自作商品ページのURLが入力されている場合は、こちらが優先されます)
バリエーション単位で出力時、
バリエーション商品かつ自作商品ページが未入力の場合、追加のパラメータ(var_1,var_2,var_3)が付与されます。 |
title |
外部連携用データの製品名 (ない場合は基本情報の商品名) |
price |
販売価格。
バリエーション単位で出力時、バリエーションごとの販売価格 |
gtin(*) |
JANコード
バリエーション単位で出力時、バリエーションのJANコード(ない場合は商品のJANコード) |
mpn(*) |
型番 |
brand(*) |
メーカー |
任意 |
sale_price |
通常販売でセール価格が設定されている場合はセール価格を出力
バリエーションがある場合は、バリエーションごとのセール価格を出力 |
sale_price_effective_date |
通常販売でセール期間が設定されている場合にセール期間を出力 |
item_group_id |
バリエーションがある場合、商品番号を出力 |
(*) ・・・・・すべて空欄の場合、特定商取引法に基づく表示の「お店の名前」が自動的に入力されます。
1-2 FTPアカウントを作成する
FTPアカウントを作成し、Facebookのカタログと自動連携できるように、後ほど Facebookのビジネスマネージャに設定します。
管理画面メニュー「 サーバー > FTPアカウント 」でFTPアカウントは作成します。作成方法は、別のページで詳しくご案内しています。
>>FTP接続用のユーザー名とパスワードを決める
アカウントを作成する際にアクセス権は「全て」を選択してください。
すでに、FTPアカウントを作成済みの方は、作成不要です。
「ユーザー名」と「パスワード」を 後ほどFacebookのビジネスマネージャに設定します。ショップサーブのFTPサーバーに出力された商品データフィードを、Facebook側から取得できるようになります。
2 Facebookページ と Instagramのアカウントをリンクする
Facebookページ を Instagramのビジネスアカウントにリンクさせます。
さらに、Facebookページ を Facebookビジネスマネージャに追加することで、InstagramとFacebookが連携できるようになります。
※2019年10月時点のInstagramやFacebookの画面操作を掲載してます。予告なくサービス提供元が仕様変更する場合がございます。
2-1 Facebookページを作成する
Facebookページとは、Facebookのアカウントを持っている人なら誰もが作成できるビジネスページです。
企業名やサービス名などで開設でき、Facebook上でお店で販売している商品の紹介も行えます。
■Facebookページを作成します
Facebookページを作成する画面にアクセスします。
◆Facebookページを作成画面(PC)
https://www.facebook.com/pages/create
- ビジネスまたはブランドの「スタート」ボタンをクリックします。
- 「お店の名前」や「カテゴリ」を設定します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
その後、お店の名前や住所など、画面の指示に従って入力してください。
Facebookページの完成になります。
プロフィール写真(お店のロゴ画像など)、カバー写真(店舗や製品イメージ)は、後から登録できるのでスキップしても構いません。
2-2 Instagramアカウントをビジネスアカウントに切り替える
Instagramのアカウントを「ビジネスアカウント」に切り替えて、Facebookページにリンクします。
スマートフォンアプリにて操作してください。
■アカウント設定画面に移動します
- 画面右下のプロフィールボタンをタップします。
- 画面右上のハンバーガーメニューをタップします。
- 右からスライドしてきたメニューのうち、「設定」をタップします。
■ビジネスアカウントに切り替えます
- 「アカウント」をタップします。
- 「プロアカウントに切り替える」をタップします。
- アカウントタイプは「ビジネス」をタップします。
iOSアプリでは「プロアカウントに切り替える」、
androidアプリでは「事業者アカウントへの切り替え」と表記されています。
■Facebookページをリンクします
- 「Instagramビジネスアカウントを取得」という画面が表示されます。
「次へ」ボタンをタップします。
- 「
Facebookページをリンク」という画面が表示されます。
先ほど作成した、リンクしたいFacebookページを選択します。
- 「次へ」ボタンをタップします。
- 「連絡先情報を確認してください」という画面が表示されます。
「完了」ボタンをタップします。
■Facebookページから Instagramのビジネスアカウントをリンクします
- Facebookページを開き、右上の「設定」をクリックします。
- 左メニューの「Instagram」をクリックします。
- 「アカウントをリンク」をクリックします。
Instagramのログイン画面が表示されますので、ログインして完了です。
2-3 Facebookビジネスマネージャーを設定する
Facebookビジネスマネージャに、Facebookページを追加します。
また、Instagramショッピング機能を利用するために、ビジネスマネージャでドメイン認証を行います。
■Facebookビジネスマネージャのアカウントを作成します
- Facebookビジネスマネージャにアクセスします。
右上の「アカウント作成」ボタンをクリックします。
◆Facebookビジネスマネージャ
https://business.facebook.com/overview/
画面の指示に従い、アカウントの名前、住所などを入力します。
■ Facebookページを追加します
- 「Facebookページを追加」をクリックします。
ポップアップ画面が表示され、追加するページを選択します。
- 「Facebookページを追加」をクリックします。
- Facebookページ名、またはURLを入力します。
- 選択肢が表示されるので、該当のFacebookページを選択します。
- 「ページを追加」をクリックします。
■ドメイン認証を行う
Facebookビジネスマネージャーから、お店のドメインを登録し、
登録したドメインの所有者であることをFacebookに確認してもらいます。
- ビジネスマネージャーの「ビジネス設定」を開きます。
- 「ブランドセーフティ」>「ドメイン」をクリックします。
すでに、Facebookビジネスマネージャーにドメイン登録している場合は、管理しているドメインが一覧で表示されます。
- 「追加」をクリックします。
- ドメイン名を入力します。
- 「ドメインを追加」をクリックします。
ドメインの追加が完了すると「認証待ち」の状態が表示されます。
- 「認証待ち」のドメインを選択します。
右側に認証方法の説明が表示されます。
- 認証方式は、「HTMLファイルアップロード」を選択します。
- 基本ステップ1~4の手順に従ってドメインを認証します。
3 Facebookのカタログに商品を登録する
Facebookページに「ショップ」を追加すると、Facebookのカタログに登録された商品が表示されます。
3-1 Facebookページに「ショップ」を追加する
■「ショップ」のタブを追加します
- 「設定」をクリックします。
- 「テンプレートとタブ」をクリックします。
- 「タブを追加」をクリックします。
- ショップの「タブを追加」をクリックします。
- Facebookページに戻ると、
左サイドメニューに「ショップ」が追加されています。
■Facebookページのショップセクションを設定します
- Facebookページの「ショップ」をクリックします。
ポップアップが表示されます。
- 「販売者利用規約及びポリシーに同意します。」にチェックを入れます。
「次へ」ボタンをクリックします。
- 「別のウェブサイトでチェックアウト」を選択します。
「次へ」ボタンをクリックします。
- 「日本円」を選択します。
「保存」ボタンをクリックします。
3-2 Facebookのカタログに商品データフィードをアップロードする
ショップサーブで作成した Facebook用の商品データフィードを Facebookのカタログマネージャにアップロードします。
■Facebookのカタログを作成します
Facebookのカタログマネージャにアクセスします。
◆カタログマネージャ
https://www.facebook.com/products/
- 「カタログを作成」をクリックします。
- 「Eコマース」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
- 「商品情報をアップロードする」を選択します。
- このカタログの所有者を選択します。
- カタログに名前をつけます。
- 「作成」ボタンをクリックします。
- 「カタログを見る」ボタンをクリックします。
■Facebookのカタログに商品を追加します
- サイドメニューの「商品」をクリックします。
- 「商品を追加」ボタンをクリックします。
- 「一括アップロードする」を選択して
「次へ」ボタンをクリックします。
■商品データフィードをアップロードします
- アップロードオプションを選択
「スケジュール設定したフィードを利用」を選択します。
- URLの入力
管理画面メニュー「 集客・運用 > SNS連携 > Instagram連携設定 」に表示されているURLをコピーして入力します。
- ログイン情報
管理画面メニュー「サーバー>FTPアカウント」の「ユーザーネーム」と「パスワード」を入力します。
- アップデートのスケジュールを設定
Facebookがショップサーブへ商品データフィードを取得して、自動的にアップロードする頻度を「毎日」に設定します。
時間は、午前6時以降に設定します。(入力例:08:00)
ショップサーブのサーバーに出力される Facebook用の商品データフィードは、1日1回、午前6時から順次更新します。そのため、更新時間から1~2時間後に時間指定することをお勧めします。
- データソースの名前を入力します。
- デフォルト通貨は、「JPY-日本円」を選択します。
- 「アップロード」をクリックします。
画面が変わり、アップロードが始まります。
※商品数によってアップロード時間は変わります。
Facebook用の商品データフィードが、ショップサーブのFTPサーバーに、初回作成されるのは、翌日の午前6時以降のため、管理画面メニュー「 集客・運用 > SNS連携 > Instagram連携設定 」で利用する設定をした当日は、Facebookのカタログに、商品データは自動アップロードされません。
■アップロードした商品データを確認します
- 左メニューの「商品データソース」をクリックします。
- 「データソース名」をクリックします。
- このデータフィードに含まれる商品の件数を確認します。
- 「商品」タブをクリックすると、このデータフィードの商品情報を確認できます。
「一部の商品またはプロパティに問題があり、カタログの質を低下させている可能性があります」と警告が出る場合がありますが、商品登録自体は問題なく行われています。エラーによって却下された商品がある場合は、ショップサーブの登録情報を見直してください。
「スケジュールを更新」「スケジュールを上書き」ボタンは、クリックできない場合は、すでに設定されています。
「今すぐ更新をリクエスト」ボタンをクリックすれば、商品データフィードを今すぐカタログにアップロードができます。しかし、最新の商品情報の更新は1日1回のため、翌日午前6時以降にアップロードをおすすめします。
●更新と上書きの違い
- スケジュールを更新:
既存データフィードを更新します。
- スケジュールを上書き:
データフィード全体を上書きして更新します。既存のデータフィードにあるアイテムのうち、新しいデータフィードに含まれてないアイテムは削除されます。
Facebookのカタログに商品登録完了後、
Instagramのショッピング機能を利用する審査が自動的に始まります。
Facebook側の審査は、数日~約1週間程度かかります。
審査結果は、Instagramアプリ上に通知されます。
4 Instagramで商品のタグ付けをする
審査結果がOKの場合、Instagramの投稿画像に、商品のタグ付けできるようになります。
スマートフォンアプリにて操作してください。
■Instagramアプリを起動します
すでに投稿済み画像に、商品のタグ付けすることもできますが、ここでは、画像をInstagramに投稿する際、一緒に商品のタグ付けも行う流れをご案内します。
■投稿する画像を選択します
- 画面下部の投稿ボタン [+] をタップします。
- 投稿する画像を選択します。
ライブラリからスマートフォンに保存されている画像を選択します。
- 右上の「次へ」をタップします。
- 再び、右上の「次へ」をタップします。
画像のフィルター処理は必要に応じて適用してください。
■商品のタグ付けします
- 画像をタップします。
- 「商品をタグ付け」をタップします。
Facebookのカタログに登録されている商品が表示されます。
- タグ付けする商品を選択します。
複数のカタログが登録されている場合、一番上の「選択されたカタログ」をタップすると、他の商品カタログを選択することもできます。
■タグ付けした画像を投稿します
- 画像の上に、商品のタグが表示されます。
商品のタグはドラッグすると、表示したい箇所に移動できます。
- 編集が終わったら「完了」をタップします。
- 右上の「シェア」をタップします。
Instagramへ新規投稿されます。
以上で、商品のタグ付けされた画像の投稿が完了です。
お店の商品ページへ直接遷移できるようになります。
2019年10月時点のInstagramやFacebookの画面操作を掲載してます。予告なくサービス提供元が仕様変更する場合がございます。
詳しくは、
Facebookヘルプセンター、
Instagramのヘルプセンターをご確認ください。